新垣結衣「けもなれ」不発…視聴者の心をつかみ損ねたワケ
「個人的には面白いと思います。それに、会社での"パワハラ"だったり、同僚や後輩の"尻ぬぐい"で、日々『私ばかり損してる』と思っている"働き女子"も多い。ですが、第2話までの数字やネット上の評価などを見る限り、その層にとっては"ガッキー"にわが身を重ねるというより、日常の不満がよみがえって、むしろストレスになったようです」
■初回にはなかった“癒やし”と“感動”
実際、「ガッキーはかわいいから応援したいけど、見ていてしんどい」「職場での扱いも、彼氏役の田中圭との関係も、見ていてイライラする」なんて女性視聴者の声を、よく耳にするんだとか。
「近年、平日夜10時台の連ドラをリアルタイムで見る層は"あるある"より、"癒やし"と"感動"を求める傾向があります。『けもなれ』は初回でターゲットにそれを感じさせられず、離脱者を生んだのが数字に表れた。第2話が『相棒』(テレビ朝日)の初回と重なったのもアンラッキーですがね」(前出の亀井氏)
「逃げ恥」は初回視聴率10・0%から一度も下げることなく、最終回20%超えを達成したが、「けもなれ」は早くも第2話でつまずいてしまったかに見える。亀井氏は「田中圭、菊地凛子、黒木華、伊藤沙莉など、サブキャラがいい味を出しています。特に重要な役どころの黒木に注目ですよ」とフォローするが、23日の第3話で挽回はあるのか。