著者のコラム一覧
井上トシユキITジャーナリスト

1964年、京都市生まれ。同志社大学文学部卒業後、会社員を経て、98年からジャーナリスト、ライター。IT、ネット、投資、科学技術、芸能など幅広い分野で各種メディアへの寄稿、出演多数。

2度目で辟易 石田ゆり子を襲った「忖度しろ」タイプの炎上

公開日: 更新日:

 自意識過剰な「本当の自分」を押し付けたり、極端すぎる自己表現をいきなり見せつけられても、見る人たちは単に驚いて否定に向かう。一般人の典型的な炎上の仕方である。芸能人や著名人の場合、仕事上の「芸名の自分」とプライベートの「本当の自分」とは、基本的には使い分けている。いわゆる、「仕事では丸裸にはならない」というものだが、そこを混同されて炎上が起きることも珍しくはない。

 もちろん、うかつにルールやマナー違反の画像を投稿して「バカップル」と指弾されるような脇の甘い芸能人や著名人もいるが、繰り返し同じカップルがやり玉に挙げられるように、あまたの中ではむしろ少数派だ。わざわざやる炎上マーケティングでなければ、性格とか持って生まれた脇の甘さだとしか思えない。

 さて、仕事としてプライベートをチラ見せしたことの揚げ足を取られ、上半期に続いて炎上してしまったのが女優の石田ゆり子(49)。今回は後に、彼女が一大決心を吐露するまでの騒動にまで発展してしまう。

 炎上したのは、石田のインスタグラムだった。もともとは「写真一枚と少ない言葉で近況報告ができるなら」とスタート、2016年10月の開設から2年間、毎日のように投稿があり、その数は原稿執筆時点で2000以上。ともに暮らす犬と猫の様子、ファッションなど石田の趣味嗜好についての投稿がメインで、それぞれ10万以上の「いいね!」がついたり、アップされた動画の再生が50万回を超えることも珍しくなく、屈指の人気SNSと言っても過言ではない。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    松本人志「事実無根」から一転、提訴取り下げの背景…黒塗りされた“大物タレント”を守るため?

  2. 2

    島田洋七が松本人志復帰説を一蹴…「視聴者は笑えない」「“天才”と周囲が持ち上げすぎ」と苦言

  3. 3

    人気作の続編「民王R」「トラベルナース」が明暗を分けたワケ…テレ朝の“続編戦略”は1勝1敗

  4. 4

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  5. 5

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  1. 6

    松本人志が文春訴訟取り下げで失った「大切なもの」…焦点は復帰時期や謝罪会見ではない

  2. 7

    窪田正孝の人気を食っちゃった? NHK「宙わたる教室」金髪の小林虎之介が《心に刺さる》ファン増殖中

  3. 8

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  4. 9

    菊川怜が選んだのはトロフィーワイフより母親…離婚で玉の輿7年半にピリオド、芸能界に返り咲き

  5. 10

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇