お笑い界はチーム力の吉本vs個人力の東京芸人で乱戦模様
「バラエティー番組の司会を取るかが事務所間の争い。司会者がいれば、ひな壇に後輩が優先的に座れる。それを縦横無尽にできるのが吉本。しかも次世代の芸人が関西ローカルで鍛えられ常にスタンバイ。他の事務所は束になってもかなわない」(在阪・テレビ関係者)
■サンドウィッチマン人気が旋風
今の勢いなら東京の番組制覇も現実味を帯びるが、たけしに継ぐ芸人が立ちはだかる。1950年創設の老舗芸能プロ「マセキ芸能」に所属するウッチャンナンチャンの内村光良。創設9年目の新興勢力「グレープカンパニー」所属の人気漫才コンビ・サンドウィッチマンの人気が旋風を起こしている。
「マセキは戦前からあった講談演芸の事務所で浅草の演芸場を中心に活動。現役最古参の漫才師・内海桂子師匠が今も在籍していますが、2000年代に入ると漫才師に加えピン芸人も育成。出川も所属。実力派漫才のナイツもいる。吉本とは違った色合いの芸人をつくり、今、伸び盛りの事務所です」(演芸関係者)
事務所のエース格、内村は日テレの人気番組「世界の果てまでイッテQ!」の司会で頭角を現し、好感度の高い芸人としてNHKに進出。コント番組を復活させた。