妻が提供し腎移植…南部虎弾は満身創痍でも“不撓不屈”

公開日: 更新日:

「シメのラーメンがまた格別でね。何時間もかけて遠征したり、ホープ軒の味比べをしようと、千駄ケ谷やら吉祥寺の店を食べ歩いたりしていた」。そう言うと、「あ、それです」と主治医は膝を打った。若いときはヘイチャラだったラーメンの塩分が積もりに積もっての病気だったのだ。

「ま、それでラーメンを絶つようなオレじゃない」と南部は振り返る。それで、というわけでもないだろうが、肺に水がたまり、呼吸困難で意識を失った。朝の4時に救急車に乗せられ、死線をさまよい、気がついたら病院の集中治療室へ。手足を縛られ、酸素マスクに鼻のチューブ、尿の管がついた状態で、ベッドに拘束されていた。急性冠症候群による心不全で、8時間に及ぶ心臓バイパス手術を受けた。

 まさに満身創痍だが、生きていく力は失ってはいない。南部を知る芸能プロデューサーはこう言うのだ。

「今回の手術へ向け、入院というときも、たこ焼きパーティーをやったりしていました。18歳年下の愛妻、由紀さんの献身的な支えも大きく、腎臓提供もこの奥さんからのもの。電撃ネットワークと一緒にやれる、無名のハチャメチャなバンドを今も募っているし、まだまだこれからと意気軒高です」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  4. 4

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  5. 5

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  1. 6

    広末涼子容疑者は看護師に暴行で逮捕…心理学者・富田隆氏が分析する「奇行」のウラ

  2. 7

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  3. 8

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  4. 9

    フジ反町理氏ハラスメントが永田町に飛び火!取締役退任も政治家の事務所回るツラの皮と魂胆

  5. 10

    女優・佐久間良子さんは86歳でも「病気ひとつないわ」 気晴らしはママ友5人と月1回の麻雀

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  2. 2

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  3. 3

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  4. 4

    広末涼子容疑者は看護師に暴行で逮捕…心理学者・富田隆氏が分析する「奇行」のウラ

  5. 5

    パワハラ告発されたJ1町田は黒田剛監督もクラブも四方八方敵だらけ…新たな「告発」待ったなしか?

  1. 6

    矢沢永吉「大切なお知らせ」は引退か新たな挑戦か…浮上するミック・ジャガーとの“点と線” 

  2. 7

    中日井上監督を悩ます「25歳の代打屋」ブライト健太の起用法…「スタメンでは使いにくい」の指摘も

  3. 8

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 9

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  5. 10

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは