いいとも青年隊 工藤兄弟が語った“双子キャラ”への反発心
さて、東京都出身の工藤兄弟は子供の頃、「互いに引っ込み思案で、いつも一緒」(光)だった。高校卒業後の91年、「母親が勝手に応募した」第16回ホリプロタレントスカウトキャラバンに「面白半分で」参加。特別賞を受賞し、ホリプロ入り。小さな仕事をこなす中、92年3月末から8代目いいとも青年隊としてデビューした。
印象に残っているのは「初めてタモリさんの家に行った時」と順一郎さん。
「大豪邸に着いて、中から出てきたのが、普通のメガネでパジャマみたいなスエットを着た、優しそうなオジさん。『誰?』と思いました。それが完全オフの“森田一義”。カメラが回っていない時はスゴい無口ですけど、家ではもっと無口。でも、映像業界の話を熱心にされていらっしゃったのをよく覚えてます」
94年9月、2年半の青年隊の活動を終えたが、兄弟は“双子キャラ”への反発心を募らせていた。
「思春期の頃から互いに個性を出したがっていたのに、19~20歳の時、『いいとも』でガッチリ、ペアルックになりました。双子キャラへの反発は、『いいとも』卒業後に爆発。髪形とか全く別々で、取材に来た人は、僕らが双子だと分からないくらいでした」(光)