井ノ原快彦「特捜9」令和初日の視聴率が今後のTVを占う?
「GP帯に4時間特番を編成してレギュラーの『白衣の戦士!』(水曜夜10時)を休止する日本テレビと、通常通り『特捜9』(水曜夜9時)を放送するテレビ朝日。『特捜9』は初回こそ15%を超えたものの下降傾向ですが、迎える第4話が他局の特番の影響をどの程度受けるのかによって、この枠のブランド力の真価が問われます」
井ノ原快彦主演の「特捜9」は現在season2で、その前身「警視庁捜査一課9係」(2006~17年)から続く刑事ドラマ。「相棒」と並ぶ、テレ朝水曜午後9時台の“黄金コンテンツ”だ。
「『特捜9』が令和最初の日にそれなりの視聴率を確保できれば、かつて『水戸黄門』と『大岡越前』を交互に放送していたTBSの月曜夜8時のようなブランド枠として、令和初期は安泰となるでしょう」(亀井徳明氏)
平成最後の日と令和最初の日のテレビ番組表から読み取れる各局の戦略。「視聴率」という1つの指標は、長い連休明けの発表になる。どれだけの人がリアルタイムでテレビを見るのか、そして何を選ぶのか。その数字は“令和のテレビ”の方向性を示すかもしれない。