高橋一生が好演し阿部寛も続編決定 “AK男”10年でどう変化

公開日: 更新日:

■“AK男子”は時代とともに増加傾向

 さて、『東京独身男子』と比較してみると、時代は変わったものの、“AK男子”には何ら変わりがないことがドラマを通して透けて見えてくる。

『結婚できない男』で阿部演じる建築士・桑野伸介は40歳で未婚、そしてハイスペック。自らも「結婚できないのではなく結婚しない」と言い張るが、その偏屈ぶりが結婚を遠ざけていることに気が付いていない。

 一方、『東京独身男子』で主役を張る高橋演じるメガバンクのリサーチャー・石橋太郎。ハイスペックであることを自負しており、元カノに対しても「結婚してあげられなくて悪かった」とまで言ってしまう勘違い男。職業柄、恋愛に対しても分析を行い、リスク管理、傾向と対策を怠らないところが、“こじらせ”男子たるゆえんであろう。

 筆者の周囲のアラフォー“AK男子”を見渡してみても、共通するのはその偏屈ぶりだ。アイドルに給料の半分以上費やす男子、2丁目(ゲイタウン)がやめられない男子といった、女性がついていけない趣味に心酔する男子や、絶対にプライベートの話は出さない、自分の好きなジャンルの話しか基本しないなどといった、偏った個性の持ち主たちが有象無象にいる。はたから見るのはいいが、申し訳ないが、付き合うのはごめんというタイプばかりだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    平野紫耀から杉咲花に「翠ジンソーダ」キャラクターわずか1年でバトンタッチのナゾ…平野ファン大混乱

  2. 2

    小芝風花は大河「べらぼう」とBS時代劇「金と銀2」“NHK掛け持ちW主演”で大丈夫なの?

  3. 3

    自公維の「高校無償化」に慶応女子高の保護者が動揺? なぜだ?

  4. 4

    中村芝翫「同棲愛人と破局宣言」で三田寛子の夫婦関係はどうなる? “梨園の妻”の揺れる心中

  5. 5

    佐々木朗希「通訳なし」で気になる英語力…《山本由伸より話せる説》浮上のまさか

  1. 6

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  2. 7

    吉沢亮のアサヒビールだけじゃない!業界別CM「絶対NG」のタレントたち…ケンカ、運転事故、不倫はご法度

  3. 8

    開成合格でも渋幕に入学する学生が…強力なライバル校出現で揺らぐ唯一無二の存在

  4. 9

    【福井県おおい町】名田庄の自然薯そばと「大飯温泉」

  5. 10

    確率2%の抽選で10万円で永住権を手にした在米邦人が語る 7億円「トランプ・ゴールドカード」の価値