7カ月遅れで完成…岡田准一&宮崎あおい“5億円豪邸”の評判
設計したのは、隈健吾氏の弟子の中村拓志氏。表参道の東急プラザ、成田空港第2ターミナルの増築棟などを設計した著名な建築家だ。立地も設計者も材料もオーナー夫妻も“超一流”尽くしの家を6月下旬に日刊ゲンダイ記者は見学してきた。
■大木が何本も土台に使われた神社みたいな屋根
大豪邸がズラリと並ぶ住宅街の中でも岡田邸は異彩を放っていた。特徴的なのは屋根の意匠。目視できるだけで20本以上の大木が土台に使われており、まるで神社のよう。2階の外壁はグレーの土壁で、これだけで十分に重厚感がある。1階部分の高い黒塀は表面が、鉄柵を格子のように編み込んだようにデザインされていた。武家屋敷というより、砦のような印象もあるが、よく見ると下の方からツタが絡まっている。近い将来、この黒い壁が緑で覆われることになりそうだ。やがて、敷地全体がツタの緑と屋根の木と外壁の土色で覆われ、全く違う装いになるのかもしれない。
敷地は、南西側に向けて緩やかな傾斜のある高台になっていて、敷地横の公道からも見事な夕焼けが一望できた。敷地の半分を締めているといわれる庭の部分からは、遠方に富士山と夕焼けがセットになって一望できそうだ。午後6時過ぎには明かりがともっており、岡田ファミリーがすでにここで生活を始めていることが伺えた。