「世界陸上」にしがみつく織田裕二 あの絶叫はまた封印か
2年に1度の陸上競技の祭典「世界陸上」が27日に開幕した。今大会は初めての中東開催で、カタールのドーハ。今回もTBS系が独占放送する。
1997年のギリシャ・アテネ大会以来、12大会連続でMCを務めるのは織田裕二(51)。ただ、日本陸上競技連盟と織田の“冷戦状態”が続いている。2013年のモスクワ大会前に「週刊文春」が報じたことで両者の確執が明らかになったが、国際大会を神聖視する陸連関係者たちにとっては、晴れ舞台で「キタ~!」と拳を突き立てて喜ぶ織田の姿が“不謹慎”と映ったようだ。
陸連側がこうした不満を抱いていることは当然、織田の耳にもすぐに伝わったはずだが、ピンとこなかったという。実際、世界陸上がここまで世間に認知されるようになったのは織田の“演出”のおかげでもあったわけだし、「俺、陸上競技の経験がないから……」とMCのオファーを辞退する織田を「そこを何とか」と三顧の礼を尽くして口説いたのがTBSだった。なのでTBSとしても簡単には織田を降板させるわけにはいかなかった。
こうした緊張状態の中で発生したのが11年の韓国・大邱大会での事件だった。