櫻井翔ありきで半月早まった「紅白歌合戦」司会発表の裏側
紅白歌合戦の司会者は毎年11月初めに発表されるのだが、今年は半月も早かった。これも、初めに櫻井ありきだから、他の人選はそのバランスで簡単に決まったということだろう。
「去年の紅組司会の広瀬すずは、要領は悪いし、噛むわで、櫻井はそのフォローでてんてこ舞いでした。綾瀬なら3度目なので、櫻井も安心してやれるということで、すんなり決まったのではないでしょうか。ジャニーズ事務所の櫻井に対して、綾瀬がホリプロ所属というのもバランスとしていい」(テレビ番組制作会社幹部)
バランスということでは、内村が東京・浅草の老舗芸能事務所「マセキ芸能社」所属というのも、NHKには好ましかった。マセキはマナーや決まりに厳しく、闇営業や反社会勢力との関係が問題になっている吉本興業のような心配がない。
話題先行、派手な演出ではなく、歌合戦という紅白らしい紅白に戻ろうということでもあり、出場歌手・グループも、喜多川社長の死去で王国の崩壊がはじまったジャニーズ系、ピークを過ぎたAKB系が次々に“落選”ということになりそうだ。
(コラムニスト・海原かみな)