「ミス・ジコチョー」松雪泰子は“失敗”を振り返らない?
「私、失敗しないので」はご存じ、連続ドラマ「ドクターX」の決めゼリフ。米倉涼子(44)が演じる大門未知子のこれを聞かないと「木曜の夜はすっきりしない」という人も多いだろう。もはや水戸黄門の「この印籠が目に入らぬか」よりも有名なセリフになった、と言っても過言ではないかもしれない。
では、正反対の「私、失敗しちゃった」のセリフがお約束となっているドラマとは?
答えは、10月スタートのNHKの連ドラ「ミス・ジコチョー -天才・天ノ教授の調査ファイル-」(金曜夜10時)である。この世で起きたさまざまな事故を第三者の目で調べる「事故調査委員会(事故調)」を題材にしたミステリーで、主役の天才工学者・天ノ真奈子を演じているのは、松雪泰子(46)だ。
「事故調査というものは、どんな面々が集まり、どんなふうに進んでいくのか。みんなが気になるその部分にスポットを当てたドラマというのが面白い。天ノは他人の失敗が大好物で、“失敗学”も研究中という、何とも言えない不思議キャラ。そこも見どころです」(テレビ誌ライター)