ユースケ・サンタマリア起用に見え隠れする現場の「意地」
ちなみに、ユースケの所属事務所は「ドクターX」で共演中の市村正親(70)の妻・篠原涼子(46)も所属する大手芸能事務所「ジャパン・ミュージックエンターテインメント」だ。「なぎスケ!」の配信開始に合わせ、地上波でユースケの露出を目論むのは当然である。
■豪華出演陣は、人気ドラマの宿命
これまでの記事は、周辺状況から読み解いた「かもしれない」の推論であり、他にもさまざま要因が複雑に絡み合った、いわゆる「事務所行政」の結果なの「かもしれない」。
人気シリーズとなった「ドクターX」には、各事務所から、あの手この手の売り込みがある一方で、旬なキャストを起用したい制作サイドの思惑もある。「引く手あまたのうれしい悲鳴」と、「事務所行政という宿命」が生じるのは、当然の帰結だ。
ただ、今後の続編を期待している視聴者としては、ドラマの裏側の思惑よりも、純粋にドラマ自体を楽しみたいのがホンネである。気がつけば、多くなり過ぎた出演者ごとに「見せ場」を作らざるを得ない状況も垣間見える。