沢村一樹はポスト水谷豊?絶対零度は長期シリーズ化なるか
そう期待するのは、テレビコラムニストの亀井徳明氏。そのカギを「沢村一樹が握っている」と、こう続ける。
「2000年代の2時間ドラマ『浅見光彦』シリーズ(TBS系)、直近の『グランメゾン東京』(同)での存在感、そしてこれまでのNHKの出演歴を見ても、リアルタイムの視聴率に直結する中高年層からの認知度は高い。テレビ朝日の米倉涼子や沢口靖子、水谷豊のような存在になる可能性はあります」
そういえば、水谷もかつて「浅見光彦」を演じていた。亀井氏は「事務所や本人の狙いは違うかもしれませんが」と笑うが、もうひとり、数字に貢献しそうな人物として、主要キャストから「本田翼」の名を挙げる。
「本田はネットではずっと演技力が酷評されていますが、それでも切れ目なく使われ続ける理由は必ずある。たとえば、ちょっとジャンルは違いますが、“深キョン”のように『動いている姿を見ていたい』という層は、本田にも確実にいます。それはきっと数字の下支えになる」(亀井徳明氏)
日常がスタートするきょうも正月特番が並ぶ中で、連ドラの先陣を切る「絶対零度」。“月9の救世主”を証明し、長期シリーズ化への道を切り開くか。