天堂担or来生担?「恋つづ」人気を支えるのは“ベタベタ”な展開
来生は初回から“ヒロインが弱っている時には、必ず現れる男”。そのため、遅かれ早かれヒロインに告白するだろうことは、多くの視聴者が最初から分かっていたはずだが……。
前出の山下氏は「ベタな展開こそが視聴者の求めていたものなんです」と、こう続ける。
「三角関係、四角関係は恋愛物語の王道。恋模様がもつれればもつれるほど、見ているほうは盛り上がるわけですよ。佐藤さんと毎熊さんのキャラ設定が真反対なのもいいんですが、顔立ちも対照的なところも盛り上がる大きな要素となっているのかも。視聴者は画面を見ながら“違うタイプの男の間で揺れる私”なんて疑似恋愛をどっぷり楽しめますからね」
「恋つづ」の公式SNSも、なかなかの盛り上がりぶりだ。現在フォロワー数は約50万人で、多いときには約3000ものコメントが書き込まれている。
「公式インスタグラムの投稿には『#天堂担』『#来生担』のハッシュタグがついており、フォロワーたちも〈私は来生担〉〈無理、選べない〉と盛り上がっている。視聴率は10%あたりを前後と、そこまで高くはありませんが、書き込まれているコメントは熱く、このドラマが愛されているのがよく分かります」(テレビ誌ライター)