著者のコラム一覧
ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

まるで竹槍持たされて本土決戦に臨む戦争末期の日本と同じ

公開日: 更新日:

 そして3日目の夜にピークが来る。「夜9時ごろ39度を超え息苦しく、入院の用意をして『119』しようとした時」に熱が下がっていくのを感じた。そこから平熱。これで峠を越えたのかはわからない。

 もう一人、Twitter上で発見した感染者は、4日目まで熱が出てやっと検査。陽性で入院になり、CT検査したら2週間前から肺炎になっていたらしい。私の知人も恐らく肺炎だったのだろう。ピークの時に老人だったら、重症になっていたかもしれない。

 知人の日記の最後は、「それにしても、同じ病状のやつがたくさんいるのには参った。近所でこんだけいるから、都内はめちゃおるやろな」だった。しかし検査しないので、これも確かめようがない。

 現状把握もできずトイレットペーパーの列に並び、ひたすら自宅にこもる以外、何の手だてもない。まるで大本営発令で、日本が勝っていると信じ込んで配給に並び、空襲ではただ防空壕に逃げるしかなかった戦時中と同じだ。ただ違うのは、あの時の最前線は南方や満州、沖縄であったが、今はすでに竹槍を持たされて本土決戦に突入しているということだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動