著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

ブラマヨ小杉君はNSCの生徒時代から素人の声ではなかった

公開日: 更新日:

 NSCの講師になって今年で31年目。コロナ禍の影響でいまだ生徒たちとの対面授業はできていません。私の授業は、しっかり挨拶をすることと、言葉遣いに気をつけることを徹底した上で、あとは実践あるのみ。M―1やキングオブコントの予選に合わせて制限時間は2分に設定していますが、いつも決まって言うことは「好きなことをしなさい」です。そしてネタ、パフォーマンスを見て、私なりのアドバイスをする、この繰り返し。

 最初に「売れる」と感じたのはナイナイの岡村君、キングコングを組む前の西野君と梶原君、そして友近ちゃんの4人。でも私の見る目のなさに反して、今、何倍もの生徒たちが売れて、人気者になっています。卒業後にいい相方と出会い、とてつもない練習をし、チャンスを確実にしたたまものだと思います。

 また“売れる”とまでは確信できないものの「残れる」と感じた生徒は何人もいました。その代表格がブラックマヨネーズの小杉君です。後にコンビを組む吉田君もいいセンスがあり「残れる」とは思いましたが、小杉君を相方に選んだのもそのセンスの大きな要因でしょう。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希はロッテの「足枷」だった…いなくなってFA石川柊太の入団がもたらす“これだけのメリット”

  2. 2

    絶対守護神マルティネス「巨人入り」急浮上の舞台裏…米敏腕記者が「2年24億円で合意間近」と

  3. 3

    フジテレビが2番組を終了させダウンタウン松本人志に「NO」を突き付けたワケ…日テレとは異なる対応

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  5. 5

    米倉涼子「ドクターX」興収30億円でも満島ひかりが阻む"興収女王"の座…期待値の高さから落胆の声も

  1. 6

    立花孝志氏が大阪・泉大津市長選で惨敗…有権者の投票行動を後押しした「お笑いみたいな噂」

  2. 7

    佐々木朗希の「独りよがりの石頭」を球団OB指摘…ダルやイチローが争奪戦参戦でも説得は苦戦必至

  3. 8

    安倍昭恵氏が石破外交“切り札”に? 米トランプ次期大統領との会談模索に「私人」を担ぎ出す情けなさ

  4. 9

    安倍昭恵さん×トランプ夫妻「夕食会」の舞台裏…永田町で飛び交う臆測と“パイプ役”の名前

  5. 10

    M-1グランプリ審査員は“完璧な布陣”…ますます高まる「松本人志不要論」