ギター漫談・堺すすむさん「な~んでか」誕生までは20年

公開日: 更新日:

 僕はだれもやらない歌手のモノマネばかりをやっていましたよ。例えば「こんばんは、森進一です」というモノマネフレーズも、美空ひばりさんの「どうもありがと」も最初は僕なんです。ずっとやっていた。ある時、周りのモノマネ屋さんを見渡したら、右も左もみんなが、「こんばんは、森進一です」ってやっていた!

「こりゃ、どうしようもないな」と考え、モノマネをネタから外そうと決め、自分だけのネタを作ろうと考えに考えて、到達したのがなぞなぞを歌にするネタ。なぞなぞを出題するフレーズとして「な~んでか」にたどり着いたんです。「な~んでか」が生まれるまではトータル20年くらいかかったのかなあ。

■3年間スベりまくり、NHK出演がブレークのきっかけ

 でも、そこからも3年間はスベりまくり。「な~んでか」をやっても全然ウケなくて、一時は「やめようかな」と考えたけど、「でも、こんなにおもしろい歌はないよな」と思って頑張ってました。

 ある時、「サンデージョッキー」というNHKラジオのプロデューサーが「堺さん、それ番組でやりましょうよ」と言ってくれて。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド