著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

遺族を取材…芸能記者も駆り出された日本航空123便墜落事故

公開日: 更新日:

 芸能を主にしていても、時には他のジャンルの取材をするのが週刊誌の世界。特に社会事件は、「聞き込み」など芸能と共通する点も多く、よく駆り出された。なかでも強く印象に残っているのが日本航空123便墜落事故。

 1985年8月12日、羽田発大阪伊丹行きの機は飛び立って間もない午後6時56分、群馬県上野村の御巣鷹山に墜落。乗客乗員520人が死亡。生存者はわずか4人。航空機史上最大の事故だった。

 その夜、私は芸能の取材で京都にいた。宿泊先のホテルで事故を知り、翌日、芸能の取材を切り上げ東京に戻るように指示を受けた。これだけ大きな事故。すべてのページを割いて事故の記事になるのは決定的。全員総動員体制で、取材に加わった。

 事故現場は新聞・テレビの独壇場。週刊誌は真っ先にカメラマンが現場に飛ぶ。学生時代山岳部にいた知り合いのカメラマンは暗いうちから自力で御巣鷹山に入った。自衛隊員よりも早く到着。現場の写真をほぼ撮りつくしていた。

 その写真は想像を絶するものだった。事故3日後に現場に行ってみたが、週刊誌記者の出番はなし。ホテルもない。現場まで車で1時間近くかかるホテルも泊まれたのが地下の部屋。後はイノシシとブタをかけ合わせた“イノブタ”を知ったことが貴重な体験だった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  2. 2

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  3. 3

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  4. 4

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  5. 5

    中居正広の騒動拡大で木村拓哉ファンから聞こえるホンネ…「キムタクと他の4人、大きな差が付いたねぇ」などの声相次ぐ

  1. 6

    木村拓哉は《SMAPで一番まとも》中居正広の大炎上と年末年始特番での好印象で評価逆転

  2. 7

    中居正広9000万円女性トラブル“上納疑惑”否定できず…視聴者を置き去りにするフジテレビの大罪

  3. 8

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭

  4. 9

    中居正広が払った“法外示談金”9000万円の内訳は?…民放聞き取り調査で降板、打ち切りが濃厚に

  5. 10

    中居謝罪も“アテンド疑惑”フジテレビに苦情殺到…「会見すべき」視聴者の声に同社の回答は?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭