“井川遥の店”も実在「半沢直樹」に登場する飲食店リスト
半沢と後輩の森山雅弘(賀来賢人)が一杯やる酒場は「曙町場内酒場」立川店(立川市曙町)だ。焼き鳥が中心で、「お財布にやさしく、お腹も大満足」が売りで、しっかり飲んで食べて4000~5000円と安い。
半沢の仇敵たちは高級店に通う。大和田暁取締役(香川照之)は「ホテル椿山荘東京」(文京区関口)の料亭「錦水」で密会する。数寄屋造りの離れもあって、悪だくみが外に漏れることはない。夏にはホタルも放たれる四季折々の庭を眺めながらの会席は、最上コース5万円からだが、平日ランチなら1万1100円のコースもある。
与党幹事長の巨悪・箕部啓治(柄本明)が謀議を凝らすのは、ホテルニューオータニ(千代田区紀尾井町)の最高級フランス料理店「トゥールダルジャン東京」である。パリに本店があり、血のソースやオレンジソースの幼鴨ローストが看板料理で、注文した客には、この店で調理した何羽目の鴨かを記したカードを渡すなど気取っている。アラカルトの鴨料理は1万円前後からで、前菜やサイドディッシュなどを頼み、ワインを飲めば、数万円は覚悟しなければならない。