紅白の敵は裏番組にあらず 大みそか配信祭りにNHK戦々恐々

公開日: 更新日:

 コロナ禍の配信コンテンツの充実はさらに“若者の地上波離れ”を進めてしまったとも言える。同志社女子大学教授(メディア論)の影山貴彦氏がこう言う。

「ネット配信型ライブは、対象者を絞り込み、視聴者を引きつけたという点がコロナ禍での収穫。こうなると“動画を見る”人口、つまり占拠率が力を持つようになりつつある。逆に、テレビを見ている人のシェア争いだけの視聴率は母集団は縮小、世代構成も変わり、意味をなさなくなる可能性もありえます。とはいえ、コロナ禍で音楽の価値が高まったのは紛れもない事実。NHKは“テレビにしかできない”ことをどう表現するのか、今年が試金石になることは確か。この悪条件の中でも底力をみせて成功すれば、演者たちが“無理をしてでも出演したい”番組に紅白はなります」

 地上波VS配信。どちらに軍配が上がるのか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された