コロナ禍の紅白歌合戦 綾瀬はるかと嵐が司会を外れた謎
11月2日、NHKが今年の紅白歌合戦の司会者とテーマを発表した。なぜ、誰もが注目するコロナ禍の紅白の司会から綾瀬はるか(35)と嵐は外れたのか――。その謎を探った。
注目の紅組司会は二階堂ふみ(26)で、白組司会は大泉洋(47)。番組テーマは「今こそ歌おう みんなでエール」。同局は「コロナによって傷つき疲れ切っている人々の心を癒やし、少しでも明るい気持ちで2021年を迎えてほしい」などと趣旨を説明したが、その陰で泣いているのが綾瀬はるかだ。
NHKは二階堂のことを「連続テレビ小説『エール』のヒロインとしてお茶の間の皆さんに愛され、今年最も注目を浴びた女優のおひとりです」と紹介した。しかし、初夏ごろまで、局内では前年に続いて綾瀬の再登板が既定路線といわれていた。
今年、綾瀬が芸能界デビューから20周年という節目を迎えたこともあるが、東日本大震災に始まる日本各地の復興にこれまで尽力してきたことがNHKでは高く評価されていた。初めて司会を務めた13年の紅白では、前半戦の締めくくりとして大粒の涙を流しながら復興ソング「花は咲く」を熱唱した。