菅野美穂「ウチカレ」不評…“恋愛の神様”はオワコンなのか
ネット上では酷評の嵐だが
世帯視聴率は13日初回が10・3%、第2話が8・8%と、“日テレ水10枠”としては悪いとは言えない数字だが、問題はネット上の評価の低さだ。
〈母と娘のやり取りのセリフが、あり得なさすぎ〉〈キャストは魅力的なのに脚本が台無しにしている〉〈本人は新しい言葉を使っていると思うが、微妙に今どきの感覚とズレがあってイタい〉などと酷評する声も少なくない。Yahoo!テレビの「みんなの感想」でも、7割超が最低の“星1つ”の評価だ。
テレビコラムニストの亀井徳明氏は「ネット上のマイナス評価は気にしなくてもいいと思いますよ」と前置きして、こう続ける。
「北川さんは2018年のNHK朝ドラ『半分、青い。』でも、セリフや伏線の回収についてさんざん叩かれていましたが、視聴率そのものは悪くなかった。今作の“ウチカレ”は朝ドラとは客層も違いますし、初回2ケタで2話目も極端に下げていないので、一定の支持はあります。ただ、劇中で実在する固有名詞をそのまま使ったり使わなかったりというブレや、今どきの言い回しをしたつもりでも微妙に古臭かったりなど、展開以前に引っかかる部分がある。それが気になる視聴者には受け入れづらいかもしれません。今後は、そんなマイナス要素が気にならないぐらい、『登場人物の誰と誰がどうなっていくの?』という連ドラならではの面白さを見せてくれると期待しています」
こんな声もある。
「浜辺のかわいさは言わずもがな、菅野もイタい感じはするけどかわいい、イタかわいいバランスが絶妙です。浜辺の同級生役の岡田建史も、18年の『中学聖日記』で俳優デビューしてからグングン伸びてきている。何より菅野の幼なじみ役の沢村一樹と、その父親役の中村雅俊がいい味を出しています。中村と沢村の父子コンビで『ウチの息子は、嫁が来ない!!』なんてスピンオフを作ってくれたら、見ちゃうかもしれません」(前出のテレビ誌ライター)
菅野が演じる碧は“恋愛小説の女王”と言われた大御所ながら、今はオワコン扱いされている。実際の“恋愛の神様”はオワコンではないと証明できるか?