ひそかに狙っていた談志師匠のお嬢様からメールが届いた
えーっ!? 俺のこの連載を目にしてくださったらしくて、いきなり松岡ゆみこ(本名・弓子)さんから年末にメールが届いた~!! 松岡ゆみこさんてだれ? コラー、いまのたまわった者、頭が高~い!! おそれおおくも、ゆみこさまは立川談志師匠のご長女におわせられるのだー!!
その内容をご本人の許可もなく勝手に紹介してしまうのだ(ゆみこさん、スミマセ~ン)。
「ご無沙汰しています■ 父の思い出話楽しみに拝見しています また一緒に飲みたいです! 良いお年をお迎えください■」
いや~、あのゆみこお嬢さまが楽しみに読んでくれてるなんて、お世辞にしてもありがたやありがたや!!なのだ。
ゆみこさんと俺の出会いは……といってもロマンチックなものなど一切なく、単に師匠のお使いで別々に住んでいる奥さまと子供たちの所へ物を届けたりしている時にお見掛けして、ホンの短い会話を交わす程度だったのだ……。俺が弟子入りした頃、師匠は練馬の家に住み、そして奥さまと長女ゆみこさん、そして長男の慎太郎君の家族は「柏木のマンション」(新宿から小滝橋通りを大久保方面に行った右側にあり、俺たち弟子はそー呼んでいた)で暮らしていたのだった。