長寿番組が次々消滅…ゴリ押し芸能リポーターに不要論出る
「あんな芸能リポーターいらねえって言ってんのに!」
現在、4月の改編期を前にテレビ局では様々な会議が開かれている。そんな中、ある関西のテレビ局では番組スタッフが、冒頭のように憤りを隠せず大声を張り上げた。この背景には、必要なものを削ってムダなものを残そうとするテレビ局ならではの不条理があるという。
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コロナ禍の影響でテレビ局に広告を出す企業が減り、軒並み番組制作費が削られている。22年の歴史がある小倉智昭司会の「とくダネ!」(フジテレビ系)や、立川志らくの「グッとラック!」(TBS系)などの情報番組が幕を閉じる。31年続いた「噂の! 東京マガジン」(TBS系)、25年続いた「メレンゲの気持ち」(日本テレビ系)、12年目の「火曜サプライズ」(日テレ系)、10年目の「爆報! THEフライデー」(TBS系)などのバラエティー番組も終了し、関西ローカルの情報番組では21年続いた「ちちんぷいぷい」(MBS)や「ミント!」(MBS)が終わる。
「視聴率がさほど悪くないのに終了する番組も多い。大手事務所のタレントなどをレギュラーとして抱え過ぎて、制作費が足りなくなってきたためです。特に情報番組などはMCクラスのギャラが高いんです。1回の出演でサラリーマンの月給を超える人もいます。4月からは局アナをうまく使って、タレントも若くて安いコスパ中心のキャスティングになるのではないでしょうか」(メディア関係者)