松本人志がTV局の忖度に苦言 元カノに触れぬことをチクッ
しかも、MCの東野幸治(53)が、「それは多分、松本さんと昔……」と話すと、「全部言うてまうんかい!」とちゃんと笑いに持っていくあたりは、さすが松本というところか。
■今もくすぶる芸能プロの“圧力問題”
しかし、笑いでオチを取ったからといって、表面化された番組側の“忖度”を見逃すわけにはいかない。芸能事務所による“圧力問題”が今もくすぶっているからだ。
「例えばプロダクションから独立すると、テレビなどの仕事が極端にしづらくなるケースが多々あった。また、大手プロダクションの有名人がスキャンダルを起こした時に、ワイドショーなどが報じないということがいまだに度々あります」(芸能ジャーナリストの山田圭氏)
2019年には元SMAP3人に対する圧力問題で、公正取引委員会がジャニーズ事務所に注意を出した。公取が入ったことで、芸能界でも大きな転機となったのは間違いない。
「最近は事務所側から『使うな』『報じるな』ということはほとんどありません。ですが、番組のキャスティングやスキャンダルなどで、テレビ局側が勝手に忖度することは依然、多いのです。番組責任者が何より嫌がるのは、『後から面倒なことになる』こと。例えばワイドショーでスキャンダルを扱ったことで、そのタレントが所属する事務所がドラマや歌番組をボイコットするようなことになれば、局内で大問題になります。そんなことになる可能性がありそうなら、『スルーしちゃおう』ということになるのです」(前出のテレビ局関係者)
いまだプロダクションに色目を使うテレビ局。その体質が変わらない限り芸能界も変わらない。