著者のコラム一覧
船山基紀編曲家

1951年、東京都生まれ。編曲家。デビュー作は中島みゆき「アザミ嬢のララバイ」。昨年死去した作曲家・筒美京平と組んだ作品が一番多く、沢田研二、渡辺真知子、田原俊彦ら数々のヒットを飛ばした。昨年12月に編曲を手がけた作品を収録した「船山基紀 サウンド・ストーリー」(ソニー・ミュージックダイレクト、CD4枚組72曲)をリリース。

田原俊彦<下>「船山先生がドーン!と真ん中にいます」と

公開日: 更新日:

 デビュー当時から担当だったディレクターとの縁もあって、シングル・アルバムを含め80曲余りをアレンジさせてもらいました。

 僕が好きなサウンドを凄く自由にやらせてもらったんです。結果、それが田原俊彦サウンドという一つのスタイルとなり、そしてイコールそれが船山サウンドでもあると思っています。そういう意味でも、田原俊彦というアーティストは、僕の中でとても大きな存在なんです。

「船山基紀 サウンド・ストーリー」のブックレットには対談が掲載されている。その中で田原はこう語っている。

「僕のファンで船山基紀の名前を知らない方はいないですからね。『また船山先生だ! だから安心!』みたいなところがありましたから。時代によって作詞家、作曲家の顔ぶれも変わりますが、でもアレンジャーの方は数えるほどしかいない。僕の知っている中では萩田光雄さん、大谷和夫さんがいますけど、手がけていただいた量で見たら船山先生がドーン! と真ん中にいます」(つづく)

■コンサート情報
 4月25日「60th Birth Anniversary TOSHIHIKO TAHARA Double T Wonderland 2021 LIVE」(東京国際フォーラム ホールA、開演18時)

【連載】船山基紀 ヒット曲の裏側 編曲家の仕事術

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された