田原俊彦<下>「船山先生がドーン!と真ん中にいます」と
デビュー当時から担当だったディレクターとの縁もあって、シングル・アルバムを含め80曲余りをアレンジさせてもらいました。
僕が好きなサウンドを凄く自由にやらせてもらったんです。結果、それが田原俊彦サウンドという一つのスタイルとなり、そしてイコールそれが船山サウンドでもあると思っています。そういう意味でも、田原俊彦というアーティストは、僕の中でとても大きな存在なんです。
「船山基紀 サウンド・ストーリー」のブックレットには対談が掲載されている。その中で田原はこう語っている。
「僕のファンで船山基紀の名前を知らない方はいないですからね。『また船山先生だ! だから安心!』みたいなところがありましたから。時代によって作詞家、作曲家の顔ぶれも変わりますが、でもアレンジャーの方は数えるほどしかいない。僕の知っている中では萩田光雄さん、大谷和夫さんがいますけど、手がけていただいた量で見たら船山先生がドーン! と真ん中にいます」(つづく)
■コンサート情報
4月25日「60th Birth Anniversary TOSHIHIKO TAHARA Double T Wonderland 2021 LIVE」(東京国際フォーラム ホールA、開演18時)