阿部寛「ドラゴン桜」に期待大 前作の再放送は吉と出るか
16年ぶりに新作を放送するにあたって、2005年の「ドラゴン桜」の再放送が4月5日よりスタートしており、改めて前作をじっくりと視聴している人も多い。だが、ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏は「この再放送っていうのが、実は意外とクセモノなんですよねえ。『ドラゴン桜』のように、みんなの心に残る名作の場合は特に」と、こう続ける。
「ネット上には〈前作ドラゴン桜、今見ても面白すぎる〉〈素晴らしさを再確認した〉など、初期の『ドラゴン桜』の良さを改めて感じ、褒める声が多く見られます。直前に前作を再放送すると期待値が高まる分だけ、続編に対するハードルが上がる。で、いざ続編が始まると、前作と比較してしまい、〈期待はずれ〉の声が飛びがちなんです。今回もそこがちょっと心配なんですよね……」
言われてみれば、同じく阿部寛主演で2019年に放送された「まだ結婚できない男」(カンテレ・フジテレビ系)も、直前に前作「結婚できない男」を再放送。再放送を見た視聴者からは〈続編が楽しみ〉〈ずっと待ってました〉と前評判は上々だったが、いざ「まだ結婚できない男」が放送されると視聴率は伸び悩み、〈前作は超えられない……〉などとファンの評判も芳しくなかった。