吉田羊が主演ドラマをハシゴ 密会報道から5年目の完全復活

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 この頃、筆者は吉田が“駆け出し女優”時代に住んでいた東京・杉並区阿佐谷のアパート周辺の聞き込み取材をしたり、行きつけの着物古着店の話、イタリアン・レストランの話を拾い集めていた。そこから、おぼろげながら、当時の彼女の生活ぶりや交際相手の輪郭をつかみつつあったが、取材中止の指令によってすべて“ボツ”となった。

 パパラッチに追い掛け回されなくなったことは、吉田にとってありがたい面もあったかもしれない。ただ、芸能人は目立ってナンボ。メディアと世間に無視されることが一番堪える。実際、12本あった吉田の出演CMはみるみる減り、密会報道の1年半後には、12年間在籍した所属事務所も自然解散した。

吉田羊が流した涙の意味

 その後の吉田の仕事は、単発ドラマや地上波ドラマに出演するとしても、5、6番手が多くなった。あれだけ高い演技スキルを持つ吉田にとって、活躍の場を奪われることは非常に辛かったはず。しかも、女優として脂が乗り、まさにこれからというタイミングだった。

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