ウエストランド井口浩之さん 芸人の貧乏“あるある”披露
ウエストランド井口浩之さん(38歳)
昨年末「M-1グランプリ」(テレビ朝日系)の決勝に進出した実力派コンビ、ウエストランドのメンバーで、小柄な井口浩之さんは異常に長いツッコミと毒舌の芸風が話題。コンビの出会いから、ちょっと知名度のある芸人にありがちな貧乏暮らし“あるある”を話してくれた。
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相方(河本太)とは中学、高校の同級生で、高校ではサッカー部で一緒だったんです。部室でふざけて漫才みたいに話しているうちに、どちらが誘うでもなく、なんとなく「高校出たら漫才やろう」となったんです。僕はお笑いをやりたかったけど、相方はなんも考えてないというか、就職したくなかったみたい(笑い)。
岡山から2人で上京したけど、僕は親には大学に進学する名目で東京に行きました。どうやれば芸人になれるのかわからず、東京で一度ケンカ別れしちゃって。僕が大学を卒業して1年後に再会して、「やっぱりお笑いやろうか」と(笑い)。23歳くらいからが芸人のスタート。
バイトはずっと居酒屋で。最初の数年は週5でガッツリとバイトできるから月に15万~16万円稼げて普通に暮らせて。2012年に「THE MANZAI」(フジテレビ系)で認定漫才師になり、「笑っていいとも!」に出させてもらえて、芸人の仕事がちょこちょこ入る頃、シフトに穴をあけてクビになっちゃってました。