R-1決勝進出の森本サイダーは芸人とルームシェア続け10年
森本サイダーさん(ピン芸人/31歳)
今月行われたピン芸人ナンバーワンを決める「R-1グランプリ」(フジテレビ系)で決勝に進出し、ちょっと不審な若者風のキャラで一人コントを演じた森本サイダーさん。一人では生活が苦しい貧しさを仲間の芸人に助けてもらうという、若手芸人の間ではやっているルームシェアについて語ってくれた!
◇ ◇ ◇
「R-1」に出てツイッターのフォロワーが増えたり、反響が大きかったです。でも、エゴサーチしてみると、僕は大声を出すネタなので、「おいでやす小田さんと何が違うねん」というつぶやきもありました。好意的な意見も多かったので、うれしかったです。
専門学校を出て京都から大阪に来て2年ほどサラリーマンをやってから、22歳で芸人になりました。それで初めてアルバイトを始めたからバイト代の相場を知らなくて、個人経営のレンタルビデオ店で時給750円で働いてました。当時900円台が最低賃金だったと思います。社員さんがやさしい人だったからこそ、だまされていたのか?(笑い)
貧しかったけど、親が米だけは送ってくれたので、ほぼ毎日フリカケご飯。それで結構、太りました! 貧乏だと炭水化物だけ取るから太るんです。大阪では芸人の収入はなく、大きい小道具にお金をかけてもライブでスベって同じ小道具は二度と使えず。6年くらい、まったく売れませんでした。