「コロナが収まるまではマジックよりプロデュースの方が主になります」
芸能界はそういうことがあるのだ。
「しばらくマジックの技術を磨くことに専念させました。平成20年にはイギリスで開催された『ジュニア・ワールド・マジックチャンピオンシップ』のイリュージョン部門に出場して優勝し、その翌年には、ラスベガスでのティーンマジシャン・ステージコンペティションで3位になって、自信をつけたみたいです」
その後、兄の佳之介は日大芸術学部演劇学科に、弟の暁之進は東京工芸大学芸術学部映画学科に進学した。2人とも好青年なので、「てじなーにゃ」の時代とは違うファンがついた。佳之介は「ヨッチー」、暁之進は「アッキー」という愛称で呼ばれている。
「大学生になってからようやくマスコミの仕事を再開しましたが、親としてはそんなにうれしくないですね。声優やダンスの振り付けなど、それぞれが好きなことをやってるほうがいいと思います」
伸は現在、マジシャンとして活動しながら、女性アイドルを育成して売り出すプロデューサー業にも力を入れている。
「コロナが収まるまでは、マジックよりプロデュースの方が主になりますね」