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児玉愛子韓国コラムニスト

韓流エンタメ誌、ガイドブックなどの企画、取材、執筆を行う韓国ウオッチャー。新聞や雑誌、Webサイトで韓国映画を紹介するほか、日韓関係についてのコラムを寄稿。Webマガジン「オトナの毎日」でイラストエッセー【毎日がエンタメ】を連載中。

韓国テレビ局MBCが東京五輪報道で“珍プレー”連発…「国の恥」と最も怒ったのは韓国人だった

公開日: 更新日:

 報道で今回の騒動を知ったという韓国人女性は「去年、MBCはスポーツ局を大幅に改編しましたが、現場の反発もあったようです」と話す。

 ケーブルテレビ局に勤める韓国人は「最近、あのようなグラフィック作業は外部の制作会社にお願いしますが、局内でチェックしないなんてあり得ません」と憤る。

 とはいえ、他局の報道によれば、2008年の北京オリンピックでもMBCが無礼な字幕をつけていたことが掘り起こされている。

 キリバスは「地球温暖化で島が沈んでいる」、ツバルは「地球温暖化の最初の被害国」。まるで地球温暖化を懸念しているかのようだが、スーダンは「長引く内戦で不安定」、ジンバブエは「殺人的なインフレ」、チャドになると「アフリカの死んだ心臓」と紹介。当時、問題視されなかったのが不思議に思えてくるほどだ。

 MBCの迷走ぶりはサッカーの韓国対ルーマニア戦でも見られた。相手チームのマリン選手のオウンゴールに「ありがとう、マリン」という字幕をつけたのだ。

 韓国には「顔にクソを塗る」ということわざがあるが、まさにMBCの行為そのもの。だが、名誉は失墜しても局の知名度だけはかつてないほど上がっている。

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