韓国で短髪の女子選手に「金メダル剥奪」の声…深まる男女間の対立
韓国ではよく3種類の人種が存在するといわれている。男、女、そして“アジュンマ”。アジュンマとは“オバサン”のことだ。とてもパワフルで押しが強いことから「極盛」と表現されることもある。
過去に新大久保の韓国料理店や、ソウルの南大門市場でアジュンマ同士の大ゲンカに遭遇したことがある。どちらも気性がすさまじく、互いの髪をつかみ合うほどの暴れっぷり。万が一、アジュンマとケンカになっても自分に勝ち目はないだろう。
年齢が若くても既婚女性であればアジュンマと呼ばれることがあるが、年配のアジュンマたちの貫禄には到底及ばない。男性たちもアジュンマにはタジタジなのだ。
韓国でアジュンマといえば、すぐに思いつくのが独特のヘアスタイル。短い髪を細いロットできつめに巻いており、“アジュンマパーマ”と呼ばれる。早い話がパンチパーマだ。韓国映画「怪しい彼女」ではアジュンマたちのパーマ姿を目にしたヒロインが「まるでブロッコリーだ」と表現している。
それでもアジュンマパーマを好んでかけるのは楽チンだからだ。手間がかからないから、家事や育児に忙しいアジュンマに最適。ソウルでは徐々に減っているそうだが、一定数の需要はあるようで、これにケチをつける人はいない。