五輪選手の刺青 ジム、温泉、ゴルフ場の“タトゥーお断り”も変わっていくのかも
刺青・タトゥーのオリンピック選手が増えた気がする。もともと鳶や飛脚は江戸の華。昔の東京にはお祭りやお風呂屋さんでもたくさん見かけ、東京らしいともいえるが、大勢まとめて見ることは少なかったから驚いた。TOKYO2020大会からは一部(一部ってなんだ?)に限り、容認となったのだ。
私は学生時代に水泳部だったので競泳は結構チェックするが、自由形とバタフライのケーレブ・ドレッセル選手(アメリカ)は凄い。水泳はほぼ推進力が上半身なので、スピードの速い選手は背中ぐらいまで水面からむき出しになる。右腕は五輪、左は星条旗やワシが肩から背中、腕に。勝ってガッツポーズ、上がってプールサイドを歩く191センチの見事な逆三角形に見事な刺青が! 競泳では初めて見た。ドキドキした。
私たちの頃は毛染めやピアス、マニキュアも禁止。瀬戸大也選手の胸のシールだって怒られただろう。破れば大会に出られないだけでなく即退部、退学にもなりかねなかったので、ケーレブ選手が試合後に失格になってしまうのでは? と思ったが、何もなかった。実況のアナウンサーも一言もふれなかった。