そして、次の展開として秘かに準備されているのが、「8時またぎ」だ。放送時間の30分延長である。「あさチャン!」の前身の「みのもんたの朝ズバッ!」は、8時30分までの放送だった。8時直前に注目の話題を流して、NHKの連続テレビ小説に視聴者が流れるのを食い止める作戦で、「朝ズバッ!」はこれで視聴率トップになったこともある。つられて「はなまるマーケット」の視聴率もアップ。同じように、安住人気で、墜落寸前の「ラヴィット!」をかさ上げしよう、という計算も働いているだろう。
いずれにせよ、安住がどれだけ数字を稼ぐかだが、新しい情報番組が定着するには1年はかかる。
(コラムニスト・海原かみな)