渡部篤郎「アバランチ」ヒール役に絶賛の声 円熟演技の秘訣は“夫婦イチャイチャ”にあり?
ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏は、渡部の名前が全国区になるきっかけとなった1994年放送の昼ドラ「愛の天使」(フジ系)を振り返ってこう話す。
「あの当時の渡部さんの演技は、セリフの言い回し、間合い、動きまでもがかなり個性的で独特でした。〈あの演技は正解なの!?〉と見ている方はちょっと戸惑ったものです。今思えば、若かりし頃の水谷豊さんや柴田恭兵さんの演技を少し意識されていたのかもしれませんが……。ただ当時から、一度見たら忘れられない強烈な個性を持った俳優さんだったことは間違いありません」
身長180センチでスタイル抜群、加えて、どこか母性本能をくすぐる系の甘いマスク。昼ドラで名前を売った渡部は、97年放送の連ドラ「ストーカー 逃げきれぬ愛」(日本テレビ系)で狂気に満ちた男を演じたことで大ブレーク。確固たる地位を築いた。
前出の山下氏は「『ケイゾク』(99年=TBS系)の真山役と『ストーカー』の三枝役は渡部さんの代表作と言えるかもしれませんね。50代になった今も色気があふれ出ていて、まだまだ色男的な役柄も難なく演じられるし、きっとピタッとはまるはず。でも、最初の頃の渡部さんの持ち味であった“クセ強”演技での狂気に満ちたような役柄も、また見てみたい気がしますけどね」と話す。
私生活では16年に再婚した妻と「ほとんど毎日一緒にいて、どこにでも一緒に行く」「イチャイチャするのが好き」とラブラブであることをトーク番組で明かしている。男の色気の秘訣はイチャイチャにあり、ということなのか。