元SKE48山田樹奈の有罪判決が告げる「1億総アイドル時代」の終焉…誰もが時代の“犠牲者”
■「世の中のことがよく分からないまま詐欺グループに…」
「アイドルをやっており、社会経験がありません。世の中のことがよくわからないままに、詐欺グループに入っていました」と、山田は被告人質問で語ったそうだ。AKB48が大人気だった頃、派生グループがいくつも生まれ、また同様の美少女アイドルグループやらインディーズ、地下アイドル、自称アイドルまで出てきて、一億総アイドル時代とも呼ばれていた。SKE48は名実ともにトップクラスだが、その元メンバーの山田でも、アイドルを辞めた後の第2の人生は容易ではないことがわかる。
「若い頃にアイドル活動に専念したことで、引退後に社会で仕事を探しても選択肢が限られるうえ、アイドルとしてのキャリアも一般社会では何のプラスにも働かず、潰しがきかない。そう訴える元アイドルたちは少なくありません。20代にして燃え尽きたり、スポットライトが忘れられず、いつまでもアイドルであり続けようとしたり、メンタルケアの必要性を求める声もある。誰もが時代の犠牲者といえます」(前出の週刊誌記者)