飯星景子さん アジアの本格アクション映画の現場をのぞき見たい

公開日: 更新日:

 そこで考えたのが香港映画のお茶くみ。香港映画には「茶水係」という人がいるんです。どんな撮影現場にもキャストや監督たちスタッフ各自のマイポットがあり、甄子丹(ドニー・イェン)とか名前が書いてある。

 そういう各自の飲み物を管理する係で、今でいうケータリングの一部ですけど、一人一人の好みに応じる飲み物専門の係が香港には伝統的にいるんです。映画の最後のクレジットにも茶水さんの名前がちゃんと出ます。

 たぶんオバちゃんが多いと思いますが、私もオバちゃんなので、その係に潜り込んで撮影現場の隅からアクション撮影をずっと見ていたい。それで撮影を勉強するところから始める。

 勉強が身についた頃、日本で現場に関わりたいので、日本もぜひ格闘アクション映画をたくさんつくっていただきたいですね。

(聞き手=松野大介)

▽飯星景子(いいぼし・けいこ) 1963年2月、大阪府出身。80年代から映画解説やワイドショーなどテレビで活躍。父は作家の飯干晃一氏。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」