著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<144>野崎幸助さんの一周忌法要での早貴被告は顔が明らかに違っていた

公開日: 更新日:

「キミら何者なの? どうしてしゃべれないの?」

 私が話しかけても顔を背け知らないふりをするのだ。

 2人は都内の弁護士事務所の事務員で、わざわざ早貴被告の弁護士がガードマンとして雇ったということが後で分かった。彼らには東京からの交通費やホテル代、それに報酬も支払われるのだろうから、どれだけ無駄な金を使うのか。こうやってドン・ファンの遺産は減っていっても、早貴被告や弁護士たちは、しょせん他人の金だと考えているから、こんなバカなことができるのだろうと呆れ果てた。

■目が異様に大きくなり、バランスは崩れ…

 1時間弱で法要が終わると、本堂から背が高い喪服の女性が現れた。他社の記者たちは境内に入るのをちゅうちょしていたが、私は事前に寺の了承を得ていたので独壇場であった。階段を下りてくる彼女を至近距離で見たが、それが早貴被告だとは到底思えなかった。

「キミは誰だ? 早貴ちゃんなのか?」

 漫画の「アラレちゃん」のような太いフレームの黒縁のメガネに白いマスクの女性は、私の視線から逃れるように顔を伏せたので、確かに早貴被告であることは分かった。だが、顔は明らかに違う。目が異様に大きくなって、顔のバランスが取れておらず、髪形も変わっていた。どうやらマスクの下の唇もアヒル型に変えているらしいとは、後で耳にした。彼女は整形手術をしたようで、背格好やそぶりで早貴被告であることは分かったが、私と目を合わせないようにして、そのまま1人で境内に止まっている迎車のタクシーに乗り込んだ。

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