秋篠宮さまは“リベラル”にみえて「家制度」の中で生きている そのギャップが標的に…
「国家・国民のために安寧と五穀豊穣などを祈念」する宗教的な儀式だから、国家が関わるべきものではない。秋篠宮さまの提案通り、本来の大嘗祭に戻しなさいというのは正論なのだが……。
「徳仁殿下が即位する前に言わなければよかった」と関係者は言う。兄宮との違いを示したいのだろうか。それはともかく、そんなリベラル派的印象のある秋篠宮さまだが、内実は家長として強い権限を振るっているとすれば意外である。
もっとも皇族であるなら当然かもしれない。皇室はいまだに家父長制がしっかり残存している社会である。眞子さんの婚約に天皇の裁可を求めたように、重要なことは天皇の裁可がないと動かない。男子のみが家督を継ぎ、財産も家族は勝手に動かせないことや、愛子さまに「敬宮」という称号があるのに眞子さんになかったのもそうだ。家制度は憲法第24条(法の下の平等など)に反するとされ廃止されたが、皇室は例外とされてきた。というより、そもそも皇室制度は民主主義では成り立たないからである。
そんな家制度の中で育った秋篠宮さまは、性格もあってそのことに違和感はなかったのだろうが、リベラルとのギャップから、秋篠宮家に批判が向かったのかもしれない。 =つづく