「ちむどんどん」黒島結菜が“カムカムの次”の重圧に打ち勝つために必要なこと
今回の役柄は西洋料理のシェフを目指して沖縄から上京したヒロインが、多くの人と出会い、恋をして成長していく物語。「なつぞら」「おかえりモネ」でも見られた東京制作局の朝ドラの定番の設定ともいえる。
「前期の朝ドラは後期の大阪制作局の『まんぷく』『スカーレット』『おちょやん』みたいな強い“クセ”はありません。例えば、『カムカムエヴリバディ』で川栄李奈(27)がグズでだらしないキャラを演じたように、良い意味で期待を裏切るような個性が出せれば面白いのですが……」(芸能ライター・弘世一紀氏)
朝ドラ女優にとって宿命ともいえるのは、前期と後期のヒロインが比較もされること。朝ドラ史上最高傑作と称賛された「カムカム──」では上白石萌音(24)、深津絵里(49)、川栄李奈といった知名度も実績もある3人の女優がヒロインを務めた。その直後のヒロインの黒島はいや応なしに重圧がのしかかる。
「一応、黒島の姉妹役に川口春奈(27)と上白石萌歌(22)という、これまたNHKが大のお気に入りの女優たちのバックアップがあります。黒島の実力は折り紙付きなのだから、視聴率を気にしないで伸び伸びとやってほしいですね」(弘世一紀氏)