ディーン・フジオカ「パンドラの果実」が描く“科学と命”は視聴者に受け入れられるのか
GWも明け、春ドラマは中盤へ。開始前には、テレビ朝日の木9が木村拓哉(49)、TBS日曜劇場が二宮和也(38)、フジ月9が綾瀬はるか(37)と、それぞれの看板枠が数字を見込めそうな大物を主演にして話題を集めたが、これまでの世帯視聴率はどれも2ケタ確保が“やっと”といったところだ。
「特に木村主演の『未来への10カウント』は第3話で2ケタを割ってしまいました。リアルタイムの視聴だけが対象の世帯視聴率があまり意味をなさないとはいえ、メディアが報じるのはいまだに世帯視聴率ですから、局側も事務所側も頭を抱えているでしょう」(広告代理店関係者)
それでも世帯視聴率では上位にいる3作。それ以外は軒並み7~8%台と、これまでの尺度なら苦戦しているように見えるが、今期の春ドラマは“ハズレ”なのか。
たとえばディーン・フジオカ(41)主演の「パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~」(日本テレビ系=土曜夜10時)。中村啓氏の「SCIS 科学犯罪捜査班 天才科学者・最上友紀子の挑戦」を原作に、フジオカ演じるエリート捜査官と、岸井ゆきの(30)演じる天才科学者がタッグを組み、最先端テクノロジーが絡む犯罪に挑む科学ミステリー。初回8%台から第3話で5%台まで落ち込んだが……。