NHKの夜ドラは浸透するか?「カナカナ」眞栄田郷敦を食う“天才子役”と武田真治の怪しさ
「夜ドラ」──まだまだ聞き慣れないが、NHKが2022年度からスタートさせたドラマ枠の通称である。月~木曜の夜10時45分から11時に総合テレビで放送されており、ターゲットはずばり「テレビ離れが進む若者層」だ。
「朝ドラに対して夜ドラ、放送時間は共に15分間。分かりやすいネーミングですし、そろそろ夜ドラも一般に浸透してくる頃かなとは思います。ただ、夜10時45分というと、他局の連ドラはちょうどクライマックスシーンに当たる時間帯。そこであえてチャンネルを切り替えてNHKに、というのがドラマファンの間で根づくかどうか……」(テレビ誌ライター)
始まったばかりの「夜ドラ」枠、現在は第2弾となる「カナカナ」を放送している。あの「今日から俺は!!」の西森博之氏による人気コミックのドラマ化であり、主役の元ヤン青年・マサを眞栄田郷敦(22)が演じている。
ある日、マサは5歳の女の子・佳奈花(加藤柚凪=6)を助けるが、佳奈花には「人の心が読める」という特殊能力があり、その力を利用しようとする者に追われていた。〈ケンカにはめっぽう強いが天然ボケのマサと、ちょっとおませな佳奈花が織りなす、育てたり、育てられたりの、ハートフルコメディー〉──それが「カナカナ」だ。