三浦春馬との共演から2年…松岡茉優「初恋の悪魔」でどこまで存在感を示せるか?

公開日: 更新日:

■実力派俳優に食われる可能性も

「ゴールデンタイムの連続ドラマとしては、20年放送のTBS系『おカネの切れ目が恋のはじまり』以来の出演となる松岡さんですが、共演していた三浦春馬さんの急逝により4話までの放送となり、松岡さん自体も心残りだったと思います。バラエティ番組やラジオ番組では気の強さを感じさせる発言が多く、それが足を引っ張っている印象でもあるので、そこはやはり演技力でねじ伏せていくしかない。今作では、登場してしばらく誰だか分からなかったという声もあるほど、印象をガラッと変えてきたところはさすが。ただ周りが実力派俳優ばかりで固められているので、久々のドラマ出演にも関わらず、今後食われる可能性もあるかもしれません」(ドラマ制作会社関係者)

 しかし、どれだけ良い演技をしようとも、見てくれる視聴者が少なくては評価のされようもない。

「個性的なキャラたちの会話劇を楽しむ脚本に定評があり、セリフの情報量も多いと言う特徴がある坂元さんの脚本と、推理自体にセリフの情報量が必要なミステリーものは、『単純に相性が合っていないのでは?』という声もチラホラ聞こえてきています。ひねりのある構成と、セリフのテンポ感や情報量、演者同士のやりとりを見ているとまるで舞台のようだとも感じます。舞台だと見る側も集中力を持って臨めるのですが、テレビだと間でCMも入りますし、どうしても見る側の集中力が持続しにくい」(前出のドラマ制作会社関係者)

 ミステリーコメディと表現された今作。松岡がどこまで存在感を示すことができるか注目が集まる。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  2. 2

    人事局付に異動して2週間…中居正広問題の“キーマン”フジテレビ元編成幹部A氏は今どこで何を?

  3. 3

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  4. 4

    中居正広氏&フジテレビ問題で残された疑問…文春記事に登場する「別の男性タレント」は誰なのか?

  5. 5

    TV復帰がなくなった松本人志 “出演休止中”番組の運命は…終了しそうなのは3つか?

  1. 6

    "日枝案件"木村拓哉主演「教場 劇場版」どうなる? 演者もロケ地も難航中でも"鶴の一声"でGo!

  2. 7

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  3. 8

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

  4. 9

    ビートたけし「俺なんか悪いことばっかりしたけど…」 松本人志&中居正広に語っていた自身の“引き際”

  5. 10

    フジテレビを襲う「女子アナ大流出」の危機…年収減やイメージ悪化でせっせとフリー転身画策

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…