「60歳からはアニメ三昧」松岡秀幸著
「60歳からはアニメ三昧」松岡秀幸著
1958年生まれの著者が物心つく頃、テレビが自宅にやってきた。当時は昼過ぎに放映休止の時間があり、日本テレビではその時間帯にアニメーションを流していて、これが著者が好きになった初めてのアニメーションだった。
やがて手塚治虫の「鉄腕アトム」や、「鉄人28号」「エイトマン」などの放映が始まり、「テレビマンガ」の時代が来るが、テレビに登場するのは「少年マンガ」のテレビマンガ版ばかりで、少女向けのものはなかった。少女マンガがテレビ化されるのは、67年の「リボンの騎士」、69年の「魔法使いサリー」が登場してからである。
アニメ第1世代の書店員が心をつかまれた作品と時代を語る。 (言視舎 2640円)