やすきよサンには「仲悪いくせに、いいフリして~」裏表なく楽しげに言うと笑ってくれる
アタシは「何でも自分で考えろ」と言われて育った野放しタレントみたいな感じだったから、何でもできるんですよ。いつの時代もヤッパリ、突き抜けている人が面白いんじゃないかって思います。
■思ったことを裏表なく
大阪ではやすし・きよしさんが可愛がってくださいました。朝着くと、いきなり生本番、打ち合わせなしのブッツケ。まだアタシがそんなに売れてない頃です。いつもアタシが呼ばれて、「またアタシですかあ」って(笑)。やすきよサンはもう売れていましたね。プロデューサーの沢田隆治さんが「おもしろいね~、ナオコちゃんは」。「どこがですか~」。そんな会話をしたことを覚えています。やすきよサンの楽屋に遊びに行くと、2人が背中合わせに座っているの。すると、やすしさんが、「お~ナオコちゃん、あがってあがって」と言って、楽屋の中に入れてくれる。アタシが2人を見て、「仲悪いくせに、いいフリして~」なんて。今思えば言いたいことを言ってましたね、って、今もそうか(笑)。
自分の楽屋に戻ると、デッカイ靴が脱いであるの。「あっ! 男がいる!」って言ったら、アッコちゃんだった(笑)。思ったことを裏表なく、楽しげに言うとみんな笑ってくれますよ。