藤井風(25歳)はなぜZ世代のみならず、中年の心をワシ掴みに? 昭和世代に刺さる選曲
「岡山県立岡山城東高校の音楽学類に通っていた頃は動画は一時中断、高校を卒業してから再開しましたが、その頃からピアノの超絶テク、歌唱力の高さでひそかに業界人の熱視線も浴びていた。スティングとかビリー・ジョエルなど英語の曲もカバーしていましたが、海外から《彼はネーティブ?》とコメントを書き込まれるほど。さらに長身のイケメン。アマチュア時代のファンも《天は二物どころか三物も四物も与える》などと、嫉妬を通り越して、神が遣わした天使のように奉っていましたね」(エンタメ誌編集者)
5日付のフォーブス・ジャパン電子版では《藤井風「死ぬのがいいわ」がZ世代に支持される理由》などと報じられているが、「もともとは音楽好きの中年のファンの方が多かったように思います」と、レコード会社関係者がこう続ける。
「昨年3月にテレビ朝日『報道ステーション』に出演した際に母校を訪ねるシーンがあって、藤井の一人称は《ワシ》と岡山弁丸出しですが、ゆったりと穏やかなしゃべり方で、対面した恩師にも礼儀正しく、ひそかに母校に寄付していたことも明らかに。飾らない誠実な人柄は歌詞にも表れていて、地元の人たちにも《岡山の宝》などと愛されている。純朴な青年っぽさがブレークする前から中年の心を掴んで離さなかったんです。動画の選曲も昭和世代には懐かしい曲も多くて、むしろ中年から始まって若者に支持が広がっていったんじゃないですかね」
イケメンの歌手といえば福山雅治(53)が思い浮かぶが、「藤井には今後ドラマ出演のオファーもかかるでしょうが、日本を超えて世界に進出していくはず」(芸能プロ関係者)なんて声も。
天は五物も六物も与えたらしい。