著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

「舞いあがれ!」ヒロイン福原遥が受け入れられる理由…やっとNHK朝ドラの日常が

公開日: 更新日:

改めてわかる“まいんちゃん人気”

 先々週の「土曜スタジオパーク」でおとうちゃん役の高橋克典が証言していたが、福原は自分は出ていないのに、チビ舞が凧を揚げるシーンを見学に行ったり、しゃべり方やクセをマネして取り入れているとか。だから高橋も「舞が大きくなってここにいる」と違和感がなく演じられているそうだ。

 最近では「ゆるキャン△」(テレビ東京系)の主役・志摩リン役や「正直不動産」(NHK)の山下智久の後輩・月下咲良役で彼女を見るたびに「アニメ声がちょっと苦手かも!?」と思っていたが、この話を聞いてそれも気にならなくなった。

 おおむね好評の「舞いあがれ!」。NHKはこの追い風に乗ろうと22・23日深夜に第1週から第3週を一挙放送。さらに22日は関連番組も放送。一つは祖母役の高畑と五島列島出身でドラマにも出演した長濱ねるが舞台となった福江島を旅する「“舞いあがれ!”リトルトリップ~五島列島・福江島~」。もう一つは福原が出演していた「クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!」の再放送。まいんちゃんファンも味方につけようということか。

 そして極め付きは25日の生放送「第22回わが心の大阪メロディー」。朝ドラのヒロインが司会を担当するのは恒例としても、初々しい司会ぶりに好感度はさらにアップ。チビ舞ちゃんも出演し、宣伝効果もバッチリだろう。今思えば4月からの半年はなんだったのか。晴れ渡る秋空のようなドラマに感謝!

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された