仲野太賀主演「ジャパニーズスタイル」が賛否両論 ヒット要素揃えても“視聴者”置き去りに?
脚本は、日本テレビ系の連ドラ「俺の話は長い」(2019年)や「コントが始まる」(21年)で知られる金子茂樹氏。監督は、昨年のテレビ朝日系の連ドラ「にじいろカルテ」や「和田家の男たち」を手がけた深川栄洋氏。
「ついでに言うと、主題歌は一般の認知度も高くなったVaundyと、ドラマ好きなら見てみたいと思わせる“タッグ”を組んでいます。それなのに大好評とは言い難いのが不思議なほど」(制作会社関係者)
■豪華なゲスト出演者も話題に
29日放送の第2話には松尾諭がゲスト出演。仲野はNHK総合で現在放送中のドラマ「拾われた男」で松尾を演じているだけに、2人の共演は話題にもなったし、今月5日放送の第3話には「コントが始まる」で仲野と共演した、あの菅田将暉が登場する予定だ。
「ちょうど20年前の02年に放送された三谷幸喜脚本、香取慎吾主演のフジテレビの連ドラ『HR』を思い出しますよね」と、在京キー局プロデューサーが続ける。
「定時制高校が舞台のシットコムで、ほぼ30分間の一発撮りだった。実力があるほどこの手のドラマに挑戦したくなるのは分かりますが、ドラマと舞台では演技も違いますし、舞台調で声を張る感じも、一般のドラマ好きは違和感を覚えるだけで、お話に集中できなくなる。それに『ジャパニーズスタイル』では柄本さん以外の出演者からは一発撮りの緊張感が伝わってくるし、見ている方はどうも落ち着かない。演技がうまいだけでは企画倒れになるのかも」
まあ、回数を重ねればこなれてくるだろうし、チャレンジした仲野の人気が下がるなんてこともないだろう。