タッキー退社でスポーツ紙のジャニーズ忖度は変わったか? SMAP解散時“ヨイショ報道”と比較
■独立を試みるSMAPメンバーを“造反組”と断罪したメディアも
当時、SMAPは事務所からの独立を試みようとしたが、木村が残留を決断したため、空中分解したと伝えられていた。スポーツ紙には中居正広、稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾に厳しい言葉が並んだ。
<中居ら造反組の4人には今後、イバラの道が待ち受ける>(サンケイスポーツ 2016年1月20日)
<一刻も早くメリー副社長に直接謝罪するしかない。それがグループ存続への一歩になる>(スポーツニッポン 2016年1月18日)
2016年1月18日放送の『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)では木村拓哉が中央に立ち、他の4人が解散騒動について謝罪した。
「ジャニーズ事務所の声を代弁しているかのようなスポーツ紙の報道、違和感のある『スマスマ』での立ち居振る舞いを見て、ファンはおかしいと気付いた。ジャニーズには『旧来メディアを使って印象操作すれば、自分たちの思うように問題が終結する』という驕りがあったように感じます。実際、2000年代まではそれが通じた。しかし、10年代に入って、SNSで自由に視聴者や読者が発信できる時代になりました。SMAPの一件で、ジャニーズ側は思惑通りには行かないと気付いたはずです」(前出の芸能記者)